おすすめ営業代行会社10選!選ぶポイントや活用術を徹底解説
「なかなか営業活動が上手くいかず、営業を外注したい」と考えたときに、次のような問題に直面されていないでしょうか。
- 営業代行会社のメリット・デメリットは何があるのか
- そもそも選び方が分からない
- どんなサービスの種類があるのか知りたい
せっかく営業代行を利用するなら、自社の強みを伸ばしながら営業してくれる会社を選びたいですよね。本記事では、営業代行会社を利用して会社の成功につなげるコツをご紹介します。
また、営業代行を検討されている企業のご担当者様に向けて、営業代行会社のメリットやデメリット、会社の選び方を解説します。営業代行会社を選ぶ際に重要なポイントについても解説しているので、会社選びに迷ったときはぜひ参考にしてください。
おすすめの営業代行会社も厳選しましたので、選ぶ際の目安としてお使いください。
営業代行とは
営業代行とは、企業の営業活動の一部、またはすべてを外注して代行会社に依頼するサービスのことです。営業代行は、営業活動を委託されており教育やマネジメントなども担当するため、営業部のスタッフを育成したい企業にもおすすめです。営業代行の業務内容の例としては、次の5点が挙げられます。
- 新規開拓営業
- 商談
- テレアポ
- 営業ソリューション
代行会社によって業務内容に違いがあるので、自社の営業で足りないところはどこか、もっと伸ばしたい分野は何かを見極めることが必要です。
営業代行の料金形態
営業代行の料金形態には次の3種類があります。固定報酬型は営業1人あたりの報酬が決まっていたり、1日あたりの報酬が決まっていたりします。成果報酬型は成果を出した分だけ報酬がもらえる仕組みです。それぞれについて詳しく解説します。
- 固定報酬型
- 成果報酬型
- 複合型
固定報酬型
固定報酬型は定額の報酬額を支払う形態で、予算内に営業代行を利用できることが特徴です。1人あたり50〜60万円が固定報酬型の相場です。固定報酬以上の売上が出れば利益を得られますが、思ったより商品が売れなかった場合などはマイナスになってしまいます。顧客がある程度確保できると考えられるときに、有効な料金形態だといえるでしょう。
成果報酬型
成果報酬型は契約が取れたときに報酬を支払う形態なので、固定の報酬を支払う必要がありません。その分、固定報酬型より単価が高くなる傾向にあります。営業スタッフの力量や経験によって金額の幅があるため、代行会社のプランをしっかり比較して検討しましょう。高い商品を売りたいときや、高い利益が出ることが分かっているときに最適です。
複合型(固定報酬+成果報酬)
複合型は、定額を支払いながら成果が出た場合に報酬が上乗せされる形態です。成果が出たら報酬を支払うため、固定報酬型よりも安い金額で依頼できる場合がほとんどです。メインの報酬は成果報酬なので、固定報酬は経費などの実費相当に抑えられているケースが多いです。定額の相場が30万程度で、成果報酬は会社によって違いがあります。
営業代行のメリット・デメリット
営業代行の営業代行のメリットはコスト削減や、営業スタッフの育成などです。一方で、デメリットは自社の営業スタッフのモチベーションの低下などがあります。メリット・デメリットに分けて詳しく解説します。
メリット
営業代行のメリットは次の3点が挙げられます。
- 成果に直接つながりやすい
- 即戦力を確保できる
- 新規開拓がしやすい
形態によりますが、成果報酬型や複合型の場合は顧客との契約を得ることが報酬につながります。また、営業活動に特化しているので雑務などをこなす必要が少なく、営業に専念できます。そのため、成果に直接つながりやすいというメリットがあります。
即戦力となる営業スタッフを探すのは、非常に時間がかかりますよね。採用活動にも時間がかかりますし、自社の営業スタッフは既存の顧客との仕事で忙しく、任せられるスタッフがいないという場合もあると思います。そんなときは営業代行を使うとよいでしょう。営業代行会社には、営業力の高い優秀な人材が多数在籍しています。即戦力になるという点は、営業代行の大きなメリットです。
営業代行会社のスタッフはさまざまな分野の営業代行をしています。多くの会社とやりとりをしているため、広い人脈があるのも営業代行の特徴です。そのため、自社の営業スタッフでは困難だった案件も異なる視点から営業し、成果につなげられることが多いです。専門性の高い会社への営業も可能なので、新規開拓をするには営業代行会社のスタッフが適任だといえます。
デメリット
営業代行のメリットは即戦力になることや、新規開拓しやすいという点があります。一方で、営業代行のデメリットは次の3点があります。
- 営業代行に依存してしまう
- 自社スタッフのモチベーション低下
- 営業分野の把握が難しい
営業代行に営業活動すべてを任せてしまうと、代行会社との契約が終了したときに、営業ノウハウや人材育成が手元に残らない状態になります。これは、営業代行に依頼する前に戻ってしまうということと同義です。せっかく営業代行に依頼したのであれば、スタッフの育成や営業ノウハウを共有することを忘れないようにしましょう。また、代行会社によっては、営業の指導や育成をしてくれるところもあるので、選ぶときはその点も考慮して考えましょう。
営業代行に依頼すると、自社の営業スタッフは「頼りにされていないのかも」と不安に感じる場合があります。不安を感じた営業スタッフのモチベーションが低下し、売上が減少してしまうという事態も起こりかねません。そうならないためにも、代行会社は慎重に選びましょう。
営業代行に委託すると、個別の営業活動の様子は把握しにくくなります。強引な営業などで会社の売上が落ちては元も子もありません。心配することがないよう、信頼できる代行会社を選びましょう。
営業代行会社を選ぶポイント
営業代行のメリットやデメリットについては確認しましたが、代行会社を選ぶ際に重要なポイントはあるのでしょうか。
営業代行会社を選ぶ際には次の3点を参考にしましょう。
- 営業方針が自社と合っているか
- 料金形態が分かりやすいか
- 実績は豊富か
営業方針が自社と合っているか
営業代行を依頼するときは、営業方針が自社とマッチしているかを確認しましょう。例えばBtoB向けの事業をしているのに、代行会社がBtoC向けに特化した会社であればよい成果を得られない可能性があります。得意な分野や営業スタイルも異なるので、事前にしっかりと調べておきましょう。
また、代行会社によって請け負う業務もさまざまです。営業準備からクロージングまで請け負う会社もあれば、一部分の業務のみ請け負う会社もあります。依頼したい業務を強みとしている代行会社を選ぶとよいですね。
料金形態が分かりやすいものか
代行会社を選ぶ際は、料金形態の分かりやすい会社を選びましょう。代行会社の料金形態は固定報酬型・成果報酬型・複合型の3種類がありますが、自社に合った形態を選ぶと売上向上につながるでしょう。
固定報酬型は、毎月定額のため成果が出なくても報酬を支払わなければなりません。一方、成果報酬型は成果が出にくい商品を取り扱っていると、営業に力を入れてもらえない場合もあります。どの形態でも、料金システムや規約が明確で分かりやすい会社を選びましょう。
実績が豊富か
代行会社を探すときは、会社の実績に注目しましょう。インターネット上にも会社の営業実績が記載されている場合がありますが、それだけでは自社とマッチした代行会社なのかは分かりません。そのため、代行会社との打ち合わせの時間を設けて実際に話を聞いてみましょう。同業他社と契約しているのかなどをチェックして、代行会社を探す手がかりにしてください。同業他社への代行実績が豊富であれば、成果もあげやすいでしょう。
営業代行会社を利用して成功するコツ
ここまで営業代行会社を選ぶポイントについて解説しました。では、実際に代行会社の利用が決まったときに、営業代行会社を利用して成功するコツを次の3点に注目して解説します。
- 営業課題を明確化する
- 代行会社に頼りすぎない
- 自社とマッチしているか
営業課題を明確化する
営業代行会社を利用して成功するには、まずは営業課題を明確化しましょう。自社の営業課題が不明確なままでは、代行会社を利用しても成功する可能性は低いです。代行会社を利用する前に、自社の課題を徹底的に表面化することが大切です。そのうえで何が足りないのか、何を代行会社に依頼したいのかを明らかにしておくとよいでしょう。その企業の課題が明らかであれば、代行会社も何をすれば成果につながるのかが分かりやすくなり、スムーズに営業活動を始められます。
営業代行会社に任せすぎない
成功するには、営業代行会社に任せすぎないということも重要です。営業代行には即戦力や新規開拓しやすいといったメリットがありますが、代行会社に丸投げしてしまうと、契約終了後に自社に何も残らないといった事態に陥る場合があります。代行会社に依頼している間はいいのですが、契約が終わると振り出しに戻ってしまうパターンも少なくありません。営業活動だけを依頼するのではなく、自社の人材育成やノウハウの共有がプランに含まれている代行会社だとよいでしょう。
自社の求めている分野を得意としているか
成功につなげるためには、自社の求めている分野を得意とする代行会社を選びましょう。代行会社にはそれぞれ得意としているジャンルがあります。例えば、中小企業への営業が得意な代行会社もあれば、新規開拓が得意な代行会社もあります。自社の営業に何が足りないのかを明確化し、求める分野とマッチした代行会社を選べば課題も解決できるでしょう。営業代行会社を利用して成功するには、自社が求める分野を代行会社が得意とするかどうかが重要なポイントです。
おすすめの営業代行会社10選
ここまで、営業代行会社のメリットやデメリット、選ぶ際のポイントについて解説しました。ただ料金を見て選ぶのではなく、成功につなげるコツも紹介しました。実際に、それらを基準にして選んだおすすめの営業代行会社を10社紹介します。代行会社を選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。
コンフィデンス
コンフィデンスは、営業戦略から実際の営業までを代行してくれる代行会社です。営業活動だけで終了するのではなく、マネジメントやフォローなども行ってくれます。また、累計950社を超える企業との代行実績があるので、安心して任せられそうですね。サービスのラインナップとしては、新規事業代行、営業一括代行、営業プロセス代行の3種類があり、自社の求める分野とマッチしているかどうかがわかりやすく、成功につなげやすいでしょう。
コミットメントΣ(シグマ)
コミットメントΣは、電話アポからクロージングまで、営業のすべてを代行してくれるBtoB向けの会社です。全国に約12,000人の営業マンがおり、それぞれが担当についてクロージングまで行ってくれます。成果報酬型のみを採用しており、料金形態も非常に分かりやすいです。テレアポ代行費や追加料金もなしなど、完全成果報酬型を掲げています。700万件の法人リストがあるため、人脈の拡大が期待できます。コミットメントΣには専任の営業チームがあるため、優秀で専門性の高い人材が多く在籍しているでしょう。
ウィルオブ・ワーク
ウィルオブ・ワークは、企業の課題に合わせてチームを作るBtoB特化の会社です。取引実績は2800社を超え、大手ならではのノウハウと人脈を活用して営業しています。また、全国に50か所以上の拠点があり、エリアや業界を問わない営業代行が可能です。サービスとしては、営業代行からテレアポ、営業研修まで幅広く対応しています。過去に取引した実績例もホームページに掲載されているので、自社で導入した場合どのような成果が出るのかイメージしやすいでしょう。
soraプロジェクト
soraプロジェクトは、テレアポ代行やインサイドセールス、マーケティングに力をいれているBtoB特化の代行会社です。その中でも特にテレアポ代行に力を入れており、700社からの依頼を受けています。今までの実績は100万件を超えており、安心と信頼が期待できます。担当する業種は人材派遣、メーカー、コンサルティングなどさまざまです。700万件の企業データベースを所有しており、人脈の広さが特徴です。
セールスジャパン
セールスジャパンは、完全成果報酬型と豊富なメニューが特徴の代行会社です。金融機関で活躍した営業のプロや、営業経験10年以上のベテランが多いので、安心して代行業を任せられそうです。また、完全成果報酬型なので、モチベーションが高いスタッフが多いことも特徴の一つです。得意とする業種は食品や住宅、福祉など幅広く担当しています。特に新規開拓に力を入れているので、新しい分野に進出したいという企業や、売上を伸ばしたいという企業におすすめです。
エグゼクティブ
エグゼクティブは、新規営業に特化した代行会社です。法人専門で、説明が困難な商材や値段が高い商材の営業を得意分野としています。1000社以上の企業との取引実績があり、信頼できる代行会社といえます。エグゼクティブには、営業戦略部隊、営業部隊、営業ツール作成部隊、営業用動画制作部隊、HPアクセス分析部隊の5つの部隊があり、それぞれ専門性の高い仕事をしています。サービス内容によって担当する部署が異なるので、最適なサービスを受けられるでしょう。
セールスギルド
セールスギルドは、新規営業の立ち上げや営業戦術の見直しに強い代行会社です。1から営業活動を行う企業に向けて、営業体制を作るサービスや、営業の仕組み化を進めるサービスを得意としています。また、クライアントのニーズに合わせるために、所属する1000名の営業フリーランスなどを審査して、チームで活動するため優秀な人材が多いでしょう。ホームページには導入事例も掲載されているため、実際に導入したあとのイメージを持つことができます。営業コンサルティングから育成までを行うので、契約終了後も自社に活かせることが多く、成長につなげられるでしょう。
アイランドブレイン
アイランドブレインは、アポイント獲得に特化したBtoB専門の代行会社です。アイランドブレイン式営業代行というものを取り入れており、専門のチームがそれぞれ営業にあたります。営業をすべて任せるのではなくアイランドブレインが初期準備とアプローチをし、その後の営業活動は企業が行うスタイルです。営業のために入念な準備をしたいという企業におすすめです。55業種、2500社にサービスを提供した実績があり、成功事例もホームページに掲載されているため信頼できるでしょう。
コミットメント
コミットメントは、テレアポ代行、営業代行、ウェブマーケティングを得意とする代行会社です。特にテレアポ代行を得意としており、毎月2社限定で契約をしています。コミットメント全体としてコールセンターを設置し、NTTコミュニケーションズ代理店の中から全国1位に選ばれました。そのため、テレアポの能力の高いスタッフが多数在籍しています。また、業界初の録音データの開示も行っており、信頼度の高さに加えてノウハウを共有することもできます。
アンビエント
アンビエントは、テレアポに特化したBtoB向けの代行会社です。各業界で優秀な成績を残した女性のオペレーターを配置し、専門性が高いのでよい成果を残せるでしょう。ウェブサービスの企業からIT業界まで幅広い分野の代行をしています。最新のコールシステムを導入しているため、企業の取りこぼしがなくコール数の向上につながっています。営業終了後は細かいレポートを作成しているので、情報が共有しやすいところが特徴です。
よくある質問
代行会社を選ぶ際のポイントをもとにして、おすすめの代行会社を10社紹介しました。気になる代行会社は見つかったでしょうか。完全成果報酬型の会社や専門性の高い会社などそれぞれにメリットがあるので、自社にマッチした代行会社を選びましょう。最後に、よくある質問を紹介します。
営業代行会社の費用相場は?
営業代行会社の費用相場は料金形態によって異なります。また、企業によって初期費用などの料金が発生する場合があるので、それぞれの代行会社に問い合わせてみてください。
固定報酬型の場合の相場は、1人あたり500,000〜700,000円程度であることが多いです。1日あたりだと、25,000〜35,000円程度です。
成果報酬型の場合の相場は、1アポイントメントにつき15,000〜75,000円程度です。また、1受注、成約が取りつけられた場合は売上の30〜50%を報酬としている代行会社が多いです。
複合型の場合の相場は、固定報酬が250,000〜450,000円で成果報酬は代行会社によって異なります。固定報酬に成果報酬がプラスされるので、固定報酬型よりは低く設定されているところがほとんどです。
営業代行会社との契約時に気を付けることは?
代行会社との契約時に気をつけることは次の3点です。
- 契約書を書面で発行
- 秘密保持の契約の締結
- 長期契約を結ばない
契約を交わすときは、必ず書面で残すようにしましょう。口頭で契約を結ぶと、あとから内容を変更されても証拠がないため対応できません。必ず書面でやり取りしてください。契約を結ぶと同時に、会社の機密を守るためにも秘密保持契約を結びましょう。また、長期契約をしてしまうとすぐに成果を出さなければいけないという意識が薄らぎ、成果が出にくい場合があります。なるべく長期契約は結ばない方が会社の成長につながります。
営業代行会社を効果的に活用しよう
営業代行は即戦力になるというメリットがありますが、営業代行に依存してしまうと契約終了時に何も残らないという事態にもなりかねません。あくまで代行ということを念頭に置いて、任せきりにしないようにしましょう。
営業代行会社を選ぶ際には、営業方針が自社とマッチしているか確認してください。また、過去に同業他社で営業代行していれば、経験があるため成果につながりやすいと考えられます。
おすすめの営業代行会社を10社紹介しましたが、あなたの企業に合う代行会社を見つけるのが一番です。営業代行会社を効果的に活用して、企業の成長につなげましょう。